山菜採りなどが増えるこのシーズン。毒を持った山菜に要注意です。

山形市役所で8日から行われているのは有毒植物や薬用植物の展覧会。

植物の魅力を知ってもらおうと日本薬用植物友の会が企画していて、会場には有毒植物などおよそ40点が並びます。

「すごく細い。細くて間違う人もいる」

県内では1955年から去年まで有毒植物による食中毒が61件起きていて、8人が命を落としています。

中でも最も間違いが多いのはニリンソウと有毒のトリカブト。

2つを見分けるポイントは?

日本薬用植物友の会・手塚秀雄さん「ニリンソウは根元の方まで食い込みが入ってます。トリカブトは茎のとこまでは食い込んでいない。全体的に一枚の葉っぱという風に見分けられる」

また、近年、間違われることが多いというニラとスイセン。

一見、どちらも区別がつきませんが・・・。

日本薬用植物友の会・手塚秀雄さん「スイセンの方がよじれて出てきている。ねじれながら出てきています。ニラの方はまっすぐよじれることはありません」

見た目だけではなく、葉をちぎってニラ特有のにおいで見分けることも大事なんだそう。

訪れた人「(見分け)つかないですね難しいです。どっちニラ?難しいよね」

訪れた人「あ~ニラ。これは気をつけないとね身近にあるものだからね」

日本薬用植物友の会・手塚秀雄さん「毎年のように山菜採りに行ってる人でも、(有毒植物を)食べる。あげて、食べさせて中毒するという事故もあります。食べられそうだ、見たことがあるこの程度では絶対そういうことはしないほうがいいですね」



会では、家庭菜園でも、野菜と観賞用植物を違う畑で育てることが重要だとしています。

心がけ一つで有毒植物による食中毒を防ぐことにつながります。