小児がんと闘う子どもたちを支援する、「レモネードスタンド」の話題です。

山形県庄内町の飲食店が、10日、常設のレモネードスタンドをスタートさせました。

庄内町余目にある「お食事処和心」です。和食を中心に提供している飲食店ですが、カウンターの横に…ありました。レモネードスタンドです。

アメリカで始まったこの取り組みは、レモネードの売り上げを小児がん患者の支援や治療法の研究に役立てようというものです。設置した、従業員の堀井さおりさんです。

知り合いの子どもが、先天性の病気や小児がんと闘っていると知ったのが、きっかけなんだそうです。



堀井さおりさん「(小児がんは)年間の患者数が少ないのもあって、薬だったりとか研究開発にかかるお金がかかってしまうこともあって少しでも寄付してくだされば広がっていくかなと思っている」

県内でも、イベントなどを中心にレモネードスタンドの取り組みが広がりをみせていますが、常設されるのは珍しいんだそうです。

レモネードの販売価格は、1本200円。このうち、仕入れ値を除いた70円が、レモネードスタンド普及協会を通じて、小児がんの患者や治療法の研究グループなどに寄付されます。

10日に始まったこの活動ですが、用意した24本は11日までに全て無くなったそうです。

募金した人「自分が飲みたいと思うものとか必要なものを購入した時に人の役に立ってるというのはやりやすい」

堀井さおりさん「私ひとりの力では周知も認知もできないので(職場に)協力いただいたおかげで買っていただいて嬉しいです」

堀井さんは、和心での活動のほか、地域のお祭りなどでもレモネードスタンドを行っていくとしています。