30日の山形県内では、枯れ草などが燃える火災が相次ぎました。
今月の林野火災・野火を合わせた件数は、去年の約7倍となっていて、山形県では注意を呼び掛けています。

火災があったのは、山形県鶴岡市板井川の田んぼ脇ののり面で、30日午前10時半ごろ、「のり面の40~50メートルの範囲で枯れ草が燃えている」などと警察官から119番通報がありました。

火はおよそ30分後に消し止められましたが、下草などおよそ220平方メートルを焼きました。また、庄内町狩川や飯豊町添川でも枯れ草などが燃える火災があり、消防が消火活動に当たりました。



いずれの火災もけが人はいませんでした。

山形県によりますと、今月に入ってから29日までに起きた林野火災・野火は22件で、前の年より19件多くなっています。

農業で伐採した枝の焼却などをのぞき、野焼きは原則禁止です。



県の担当者は、やむをえず野焼きをする場合は、火から離れず、風が強いときや空気が乾燥しているときは決して行わないよう呼びかけています。