今年は気温の高い日が続き、果樹の生育が早まっています。
こうした中、28日山形県天童市では、霜の被害からさくらんぼを守ろうと、生産者らが集まり対策方法を確認しました。
山形県によりますと、今年は気温の高い日が続き、さくらんぼの生育が平年に比べて2日から5日ほど早まっています。
一方で、この時期は朝方に冷え込みが強まることもあり、「霜被害」に注意が必要です。
特に被害を受けやすいのが、発芽したばかりのさくらんぼ。
こうしたことから、山形県天童市成生の園地には28日、生産者らが集まり、温風暖房機などの霜被害を防ぐ設備の使い方を確認しました。
こちらの園地では、おととしの霜被害で、およそ300万円の損害が出たことから、灯油を使ったヒーターを導入したそうです。関係者は設備の操作や利点などを生産者から聞き取っていました。
武田弘幸・県指導農業士「今年はやまがた紅王のデビューの年でもありますので、しっかりした果実を成らせて、おいしいものを皆さんに届けたいと思っております」
また28日は、早めの霜対策を求める広報車も出発し、来月まで生産者への呼びかけを行っていくということです。