障がいのある人たちが心を込めて作り上げた製品を販売する「ほんわかバザー」が、きょう(27日)山形市で始まりました。

報告・鈴木竜弘「山形市役所1階エントランスホールです。こちらは色とりどりの手芸用品、野菜もありますね。盆栽、おいしそうなクッキー、革製品もあります。本当に作り手の一生懸命な思いが伝わってくるものばかりです」

このバザーは、障がいのある人たちの社会参加を進めようと、山形市内の団体が毎年行っています。

新型コロナの影響で縮小開催が続いていましたが、今年は3年ぶりに通常開催となりました。

会場内には、山形市内の障がい者施設の事業所で作られた手芸製品や革製品、アクセサリーのほか、苔盆栽や餃子、納豆、米粉パンといった食料品などがずらりと並べられました。

障害福祉サービス事業所・未知今野雄美子理事「製品が売れて、自分たちの工賃、給料に頂くということにつながるので、責任をもって製作をしている方も多いと思う」

初日のきょう(27日)は、午前中から多くの人が訪れ、丹精込めて作られた製品を手に取っていました。

購入した人「以前、障がい者の学校に勤めていたことがあって。丁寧に一つ一つ心を込めて作っているので、少しでも支援できればいいと思って」

訪れた人「素朴だけどすごくいい。よく、こういう色合いを出せるなあと思う。どこにも売っていないみたいでいい」

障害福祉サービス事業所・未知今野雄美子理事「本格的に再開できて、利用者の方も参加できるようなバザーになって大変喜んでいる。少しでもこういった施設がある、障がい者の方が就労して作品を作っていることを知っていただければ」

この「ほんわかバザー」は、山形市役所1階エントランスホールで今週金曜日まで開かれています。