山形を代表する果物、ラ・フランスの生産・販売推進を話し合う会議が開かれ、アフターコロナを見据え、試食会などでPRしていく方針などが確認されました。
県農林水産部園芸大国課・深瀬靖課長補佐「令和4年度に関しては着果量が十分で果実の肥大も良好だった」
この協議会はラ・フランスの生産や販売を推進するために開かれているものです。
おととしは霜の被害で出荷量が例年の7割程度でしたが、去年は霜対策で県からのヒーターなどの燃焼機器の支援もあり、前の年の1.4倍、16800トンほどが出荷されたということです。

また、こんな声も。
JAの担当者「人材不足ということで10月11月12月と3か月間の期間限定の作業だとなかなか人が集まらないというかなり大きな問題がございます」
豊作だった一方で、選果場での人手不足のため作業が追い付かず出荷が遅れてしまった園地があったということです。
2020年に地理的表示「GI」に登録された山形ラ・フランス。
会議ではアフターコロナで販売量の増加が見込まれることから、ブランド力の強化や認知度を高めていくことが重要との意見も出されました。

県農林水産部園芸大国課・深瀬靖課長補佐「対面販売・試食をしていただきながら山形のラフランスのおいしさを分かっていただいて全国へのPR、消費拡大を図っていきたい」
県では来年度、コロナ禍でできなかった試食会などを通じてラ・フランスをPRしていきたいとしています。