山形県天童市出身の映画監督が今、世界一美しい糸を作り出すといわれる蚕、「セヴェンヌ」をテーマにした映画を製作していて、その製作発表会が、5日山形市で行われました。

映画を製作しているのは山形県天童市出身の映画監督、佐藤広一さん。これまで、紅花文化を取り上げた映画などを手がけてきました。

映画監督・佐藤広一さん(天童市出身)
「セヴェンヌは、すごく白がきれいで細くて強い。これからの養蚕業の核となってくるんじゃないか」

映画「お蚕さまセヴェンヌ」は、世界一美しい糸を作り出すといわれる蚕、セヴェンヌをテーマにしたドキュメンタリー映画で、実際に飼育している最上町の農家などを取材しています。人々のつながりを一本の糸になぞらえ、若い世代へ絹文化を紡いでいく姿を映しています。佐藤監督は映画を通して県内でもセヴェンヌの糸を生産していることを知ってもらい、誇りに思ってほしいと話します。

映画監督佐藤広一さん(天童市出身)
「(農家の方の)お蚕さまに対する眼差し、目に見えない愛情のようなもの。(この映画は)そういったものを感じるものだと思います。」

映画は今後、新庄市やフランス・セヴェンヌ地方での撮影も予定されていて、来年の公開を目指しているということです。

映画の完成に向けて、製作委員会では市民プロデューサーを募っています。支援金は1口個人が1万円、団体は3万円です。(映画のエンドロール字幕に名前が掲載されます)
【問い合わせ】 映画「お蚕さま」製作委員会 事務局 沓澤
TEL 080-5102-0769  E-mail:okaikosama-cevennes@sage.ocn.ne.jp