山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長が定年に伴い退任することとなり、記者会見が行われました。
鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所は、これまで唾液でがんを発見する新技術の研究や人工クモ糸を研究・開発するスパイバーとの共同研究で知られています。
2001年の設立から携わってきた冨田所長ですが、この度、65歳の定年に伴い退所することになりました。次世代の研究者に伝えたいことは。
慶應義塾大学先端生命科学研究所・冨田勝所長「どうやって面白くするのかだけじゃなくて自分も同時にどうやったら楽しめるのかというのを考えるとっても大切かなって思うし日本にちょっと足りないのかな」

一方、新しい所長には荒川和晴教授が就任します。

慶應義塾大学先端生命科学研究所・荒川和晴教授「普段みんなが個別に思っているパッションや活動を共有していく。学生や研究者の垣根を越えて共有できる場づくりをやっていくのがイノベーションのシステム化」

冨田所長には、食科学の分野でも功績をのこしたとして、あす、安藤百福賞が贈られるということです。