今月で閉校する山形県鶴岡市の鶴岡准看護学院で3日、最後の卒業式が開かれました。
山形県内で唯一、准看護師を育成する学校、鶴岡准看護学院。
少子化による入学希望者の減少や、講師の確保が難しくなったことなどから、今年度で、64年の歴史に幕を下ろします。
鶴岡准看護学院・福原晶子学院長「学校が無くなっても建学の精神やここで学んだことは、一生みなさんの心の中に残り、看護職としての基本となるものです」
きょう、卒業の日を迎えたのは、19人の生徒。
コロナ禍で入学し、不自由さはありながらも、2年間、医療人としての歩みを一歩一歩進めてきました。
きょうの卒業式には保護者も参加し、晴れの日を迎えた卒業生を見送りました。
鶴岡准看護学院卒業生総代・丸山縁さん「最後の卒業生ということで、誇りを持って地域医療に貢献していきたいと思いました」
卒業生たちは、困難を一緒に乗り越えてきたクラスメイトとの思い出を胸に、きょう、学び舎を巣立ちました。







