山形県新庄市の高校生が、地元の飲食店とタッグを組み、ご当地ラーメンを開発しました。

最上地域が、まるごと味わえる一品になっているようです。

新庄東高校では、「人に伝える力」を養おうと、2020年度から「プレゼンテーション授業」を行っています。

きょう(21日)新庄市のラーメン店に集まった生徒たちは、SDGsにつながる「地産地消」について学んできました。

そして、開発したのが、地元食材を使った「ご当地ラーメン」です。

報告・棚橋祐太「麺がモチモチです。優しい味噌の味わいがすごく印象的です。じもと食材をふんだんに使っていこうという高校生の想いがすごく感じられる一杯です」最上町の伝わる久五郎味噌で作られたスープに、戸沢村で育った豚のチャーシュー。

麺はもちろん、県産小麦の「ゆきちから」で作られています。

食材の9割が地元産と、最上地域がまるごと味わえるラーメンとなっています。

きょう招かれたのは、保護者に加え地元の人たち。

生徒は「私の先生方や両親が来るのでそこで感謝を伝えたいなと思っています」

生徒たちは日頃の感謝を伝えようと、自分たちで調理を行いました。そして、ラーメンが出来上がるまでの間は、生徒たちが生産者のもとに何度も足を運び、食材について学んだことを丁寧にプレゼンです。

生徒「使っているお米も久五郎みそさんで採れたあきたこまちやはえぬきを使用して味噌を作っています」

ラーメンの完成まで10か月。

生徒たちが想いを込めた一杯の味は?

試食した人「大変おいしいです。生徒さん考えてすごなと思います。期間限定でなくてずっと続くような形になればいいなと思います」

試食した人「大変丁寧に説明していただいて、食材の生産地や生産者の想いも伝えていただいたので、プラスした感じでおいしさを感じました」

生徒「地域の食べものをもっとたくさんの人に知ってもらいたいことを目的にやっているので、このイベントをとおして、たくさんの人に発信してもらって、知名度を上げたいなと思っています」

生徒たちの開発したラーメンは、きょう(21日)から来月6日まで新庄市の「新旬屋本店」で提供されています。