新型コロナウイルス対策のマスク着用について、山形県の吉村知事はきょう(15日)、山形県内でも来月13日から「個人の判断を基本とする」との指針を示しました。
政府は、新型コロナの感染症法上の扱いを、今年5月8日から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げ、またマスクの着用については3月13日から「個人の判断」とする方針です。

これを受け、県では、県内の感染状況などを踏まえ、きょう(15日)開かれた対策本部員会議で山形県としての方針を決めました。
吉村知事「3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、(マスク着用は)個人の判断に委ねることを基本といたします」
また4月以降は、学校や保育施設などでもマスクの着用は求めないということですが、着用を希望する子どもや保護者については、差別や偏見が起こらないよう配慮するよう求めました。


一方で、医療機関や高齢者施設を訪れる時や、混雑した電車やバスに乗る時は、重症化リスクの高い人を守るためマスクの着用を推奨するとしています。そのうえで吉村知事は、人の移動が多くなるこれからの時期、感染の再拡大防止への協力を呼びかけました。

吉村知事「換気の励行やゼロ密、こまめな手洗い、消毒などの基本的な感染防止対策を徹底していただけますようお願いいたします」
なお、来月行われる小・中・高校の卒業式については、校歌斉唱や合唱などをのぞいてマスクを外すことを基本とし、各学校や市町村の教育委員会に通知しているということです。
