今月、山形県内では去年の2倍近い33件の建物火災が起きていて、過去10年で最も多くなっています。28日も山形市で1人が死亡する住宅火災があり、県では注意を呼び掛けています。

これは山形県内で1月に起きた建物火災の件数を過去10年分示したものです。

山形県によりますと、今月の建物火災はきのう(29日)現在で33件で、去年1月よりも15件多く、過去10年で最も多くなっています。

28日も、山形市南館(みなみだて)2丁目で住宅が全焼する火災があり、焼け跡から住人とみられる1人の遺体が見つかりました。



今月、県内では火災で3人が犠牲となっています。



今月の建物火災33件のうち、出火原因がわかっているのは5件で、内訳は鍋の火の消し忘れや、コンセントからの出火などがありました。



出火原因が分かっていないものでも、電気器具や暖房器具、コンロなどがある部屋が燃え方が激しくなっているケースがあり、県では、ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことや、コンロを使うときは火のそばを離れないようにすることなどを呼び掛けています。