多くの官公庁では、きょう(4日)が仕事始めです。

各自治体で年頭訓示が行われました。

山形県庁での年頭訓示は、新型コロナ対策で3年連続の庁内放送に。

吉村知事
「昨年は8月の豪雨災害により県内で甚大な被害が発生しました。一日も早い復旧復興を向けて全力で取り組んでまいりましょう」

去年相次いだ北朝鮮のミサイル発射や、災害の対応にあたった危機管理課でも職員が訓示に耳を傾けました。

県防災危機管理課の職員
「災害はいつ起こるかわからないので(関係機関との連携を)こちらがスピーディーに行うことができれば、より災害対応を迅速に進むのかなと思うので心掛けたい」

その後、年頭記者会見に臨んだ吉村知事。

鶴岡市の土砂崩れを受けて。

吉村知事
「県民の皆さんが住んでいる所で(警戒区域を)各地域で把握してもらい注意喚起できるようにしておく必要がある」


去年8月現在、県内には土砂災害警戒区域が5176か所、土砂災害特別警戒区域が3510か所あります。



吉村知事は、この区域内にどの程度人が住んでいるのかなどを確認するよう関係部署に指示したということです。

一方、大みそかに土砂崩れが起きた鶴岡市では。

鶴岡市・皆川治市長
「大変な年末年始となりました。」

年頭訓示で皆川市長が述べたのは職員へのねぎらいの言葉。

鶴岡市・皆川治市長
「大晦日の通報以来、人命救助のために昼夜を分かたず対応いただき、全力を尽くしていただいたことをまずもって御礼を申し上げます。」


近年頻発する災害。

今年も身の回りにある危険を見つめ直していく必要がありそうです。