今年もおめでたい値がつくのでしょうか。山形県天童市でけさ(4日)、新春恒例の日本一早い、さくらんぼの出荷作業が行われました。


報告・矢野秀樹
「外は真っ白な雪が降っていますがハウスの中は華やかな風景が広がっています」

天童市の花輪和雄(はなわかずお)さんの園地では、年の初めに初夏の味覚を楽しんでもらおうと、毎年1月4日にさくらんぼの出荷作業を行っています。夏に苗木を冷蔵庫に入れて冬と錯覚させ、秋に温室ハウスに移して生長させる超促成栽培で、今年も真っ赤に実りました。

さくらんぼ農家・花輪和雄さん
「真冬の中で真っ赤な初夏の味を目で楽しんで食べて美味しいんだなとさくらんぼの良さを知ってほしい」

超促成栽培に取り組んで20年目となる花輪さん。今年は新たな挑戦も!

報告・矢野秀樹
「山形が誇る期待の新品種、やまがた紅王。今回、超促成栽培として初めてお披露目されます」

およそ5年の歳月をかけてやまがた紅王の生育を成功させました。

「(やまがた紅王のPRを)県で一生懸命やっているので技術的にも初めてなので分からないこともあるが少しでもお役に立てれば」

今年は、佐藤錦と紅秀峰のあわせておよそ70キロが出荷される予定で、あす全国の市場で初競りにかけられます。去年は佐藤錦500グラムで100万円の値がつきました。

大きく実った新春のさくらんぼに今年はいくらの値がつくのか、期待が膨らみます。