鶴岡市で先月31日に大規模な土砂崩れが起き、2人が死亡した現場では、きょう、現場検証が行われ、警察が遺留品などを捜索しました。

これは先月31日、鶴岡市西目(にしめ)で起きた土砂崩れでおよそ10棟の建物が倒壊し、現場の住宅に住む80代の男性と70代の妻が行方不明となっているものです。

きのう、土砂に埋もれた状態の男女2人が見つかり、死亡が確認されましたが、身元の特定には至っていません。

警察では、DNA鑑定を行っているほか、土砂崩れがあった現場では遺留品の捜索を行い、遺体の身元の特定を進めています。

また、現場近くの公民館では住民説明会が開かれ、集まったおよそ40人に被害の状況などが報告されました。

鶴岡市 皆川治市長「二次災害を防止しつつ避難指示の取り扱いについて検討していくことが必要になっている。国や県と連携して対応してまいりますので、住民の皆様は何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。」

住民は「交通規制などで不便なところがある。(土砂崩れの現場は)切り出された開拓された部分なのでそういう場所がほかにもあるだろうと思うのでそいういうところの安全性も点検してほしい。」

市では、避難している住民に市営住宅を提供することを検討しているほか、避難指示や通行規制の解除に向け、県と現地調査などを行うということです。