東京商工リサーチによると、山形県飯豊町の木質ペレット製造「中津川バイオマス株式会社」(設立2009年、資本金1000万円)は、1月30日までに事業を停止し、破産申請の準備に入った。
事後処理は弁護士に一任されており、負債総額は約8700万円(2025年3月期時点)が見込まれているが、現在精査中のため変動する可能性がある。
中津川バイオマスは、飯豊町の「地域新エネルギービジョン」に基づき、農林水産省の交付金を活用して建設された施設の運営・管理業者として設立された。町内の間伐材などを原料とした木質ペレットを製造し、ストーブやボイラーの燃料として販路拡大を目指していた。
しかし、燃焼機器の普及が思うように進まず、計画通りの売上を確保できない状況が続いていた。一時はユーザー数の増加により、2024年3月期には黒字を計上したものの、設備の老朽化が進んだことで生産性が低下。直近の2025年3月期には再び赤字に転落していたという。
設備更新の目処が立たず、新たな資金調達も困難な状況となり、資金繰りが限界に達したため事業の継続を断念した。







