■「死に票(死票)」を救済するため

これが最大の理由と言っていいでしょう。小選挙区制は「勝者総取り」です。

極端な例ですが、小選挙区のみの選挙で当選枠が1だった場合、A候補が51票、B候補が49票だったなら、A候補が当選しB候補に投じられた49票は結果として「議席に結びつかなかった票(死票)」となってしまいます。もし日本中が小選挙区だけになると、「国民の49%の意見が、国会でゼロになる」という極端なことが起こる可能性があります。

比例代表の役割①・・・得票率に応じて議席を配分するため、例えば「国民の10%が支持している少数政党」なら、ちゃんと全体の10%分の議席がもらえます。「投票した一票が、無駄にならずに議席計算に反映される」という点で、比例代表は非常に「民意に忠実」な制度なのです。