人の移動が活発になる年末に向け、買い物客で混雑する商業施設での火災を防ごうと山形市できょう、消防の立ち入り検査が行われました。

山形市消防本部では毎年この時期、スーパーやホームセンターなどの大型店舗を対象に、防火設備などを確認する立ち入り検査を行っています。

きょうは、山形市内の大型ディスカウントストアで立ち入り検査が行われ、消防職員は避難経路の通路の幅を計測したり、消火器が正しく設置されているかを確認したりと店内を点検して回りました。

この店では、スプリンクラーが作動した際に商品や荷物が散水を邪魔しないよう物を置かないための目印を設けるなど普段から火災の拡大を防ぐ取り組みをしています。

山形市消防本部によりますと、過去10年で管内の大型店舗で7件の火災が起きていますが、いずれも大きな被害には至っていないということです。

山形市消防本部 予防課査察係 安永努 係長「もし災害が起きた時には被害が大きくなってしまうことから、年末のこの時期に重点的に検査を実施しています。(災害が起きた際には)こういった大型店舗では、消防訓練もしっかり実施されているので、従業員の方の誘導に従って避難して下さい」

この立ち入り検査は今月、山形市内の8つの店舗で実施されるということです。