やさしい甘さからひと時の癒しの時間を感じてもらおうと、高校生が小児がん患者を支援する団体にジャムを贈りました。
「お力になれたらと思います」

小児がん患者の支援を行うNPO団体「山形Make Lemonadeプロジェクト」に手渡されたのは、県立村山産業高校・農業科の生徒が作った「さくらんぼのジャム」30個です。
「山形Make Lemonadeプロジェクト」では、レモネードを販売しその売り上げで小児がん患者の支援を行うほか、患者の家族のサポートも行っています。

村山産業高校の文化祭でプロジェクトに参加したのをきっかけに、今回の支援が始まりました。ジャムは主に患者の介護を行う家族の食を支えることが目的です。
プロジェクトの代表の平田さんは以前小児がんを患っていて、患者の家族の食を支えることの重要性を感じていました。

山形Make Lemonadeプロジェクト 平田寧々 代表「私が入院していたときもパンが出ていた。食事制限がなければ親御さんと同じものが食べられるというのも、うれしいと思う」
今回、贈られたジャムは生徒の募金で賄われていて、ひとつひとつに生徒からのメッセージが添えられています。

村山産業高校2年 板垣碧海さん「食は心を元気にするもの。とても重要」

村山産業高校3年 佐藤拓海さん「治療を行うことは辛いことだが、一人じゃなくてみんなで頑張っていこうという気持ち」
生徒から手渡されたジャム。そのやさしい甘さには、少しでも心温まる時間を過ごしてほしいとの思いがこめられていました。








