酒田市消防団の40代の男性団員が、消防団の銀行口座から186万円余りを私的に流用したとして消防団が団員を懲戒免職としました。

先月13日付で懲戒免職処分となったのは酒田市消防団の40代の男性団員です。

酒田市によりますとこの男性団員は消防団の班の名義の銀行口座から186万2000円を私的に流用していたということです。

流用していたのは2016年6月から2022年6月にかけてで今年10月に必要な経費が引き出せなかったことで発覚しました。

この団員は自身が会計職にあった時に流用をはじめ、会計職が終わっても後任に通帳を渡さずに流用を続けていたということです。

団員は流用を認め全額を返金していることから酒田市消防団では刑事告訴はしない方針としています。

また、今回の件を受け市が点検を行ったところ、酒田市消防団の別の元団員による私的流用が起きていたことがわかったということです。元団員は現在も返済を続けていて、酒田市消防団では刑事告訴を見送る方針です。

また、元団員はすでに退団していることから懲戒処分は適用できないということです。

酒田市は一連の問題について、重大な問題と捉え、今後、適切な会計管理や会計処理について指導を徹底して再発を防止し信頼回復に努めるなどとしています。