きょう午後、自民党の高市総裁が衆議院本会議で女性初となる第104代内閣総理大臣に指名され、今夜発足する高市内閣で衆議院・山形県2区選出の鈴木憲和衆議院議員が農林水産大臣に内定しました。
内定報道の直後、鈴木憲和議員が取材に答えました。
「これまで応援をしてくださった地元の皆さんに、まずはご期待にこたえられるようにこれから努力をしたいですし、しっかり感謝の気持ちを持って、また緊張感を持って、難しい局面だと思っているので責任を痛感している」
「特にコメの生産者の皆さんが、この1~2年の間の、さまざまなコメの価格の高騰、そして今年は生産量を増やしている状況の中で、果たして来年は安定的に自分たちが生産をして良いのかという気持ちを持っている方がたくさんいるので、そうした皆さんに対して、農林水産省として不安感なく、こういう方向を向けば良いんだということを示していけるように努力したい」
「日本の農業の基本は水田だと思う。水田で農業をされる皆さんが、先が見通せて次の世代にしっかりと引き継いでいける、そしてそれが私たちの地元のような、たくさん雪が降る地域もあれば温暖な地域もある、山間部もある、大規模農業が可能な平場もある、それぞれの地域のみなさんから見て、どこでやったとしてもがんばれるんだなということを示していけるような、先の見通せる農政に変えていきたい」
鈴木憲和さんは元農林水産省官僚の43歳。2012年に初当選、現在5期目。鈴木さんは第2次石破内閣で復興副大臣を務めたほか、今年8月からは自民党県連会長を務めています。今回が初入閣となります。
石破内閣の小泉進次郎農相(高市内閣防衛大臣に内定)の後任として農林水産大臣を務めることになり、様々な農業・林業・水産業の課題がある中、まずはコメの価格高騰、流通問題などの対策・政策についてどう取り組むかが最大の注目点となります。