女性に売春をさせたほか、その女性が出産した赤ちゃんの遺体を遺棄するようそそのかしたとして、一審で実刑判決を受けた男の控訴審が、きょう仙台高等裁判所で始まりました。
弁護側は一審の判決を事実誤認として、改めて無罪を主張しました。
売春防止法違反や死体遺棄教唆などの罪に問われているのは、埼玉県狭山市の碓井康哲被告(34)です。

起訴状などによりますと、碓井被告は、おととし2月から去年3月まで自宅に30代の女性を住まわせ、売春させたうえ魔術師協会の牛尾ひできを名乗り女性を抵抗できない状態にし、暴行を加えたとされています。
また、その女性が赤ちゃんを出産した際には、遺体を遺棄するようそそのかし、実際に遺棄させたとされています。
