山形市の40代の女性がフェイスブックのメッセージ機能で知り合った日本人男性を名乗る人物から1050万円分の暗号資産をだましとられる詐欺被害がありました。
警察は、SNSなどで知り合った人からの投資勧誘に注意するよう呼びかけています。

警察によりますと、6月上旬、山形市の40代の女性は、フェイスブックのメッセージ機能で、「新田」を名乗る日本人男性と知り合いました。
女性はLINEでやりとりをするうちに新田に恋愛感情を抱くようになったということです。
その後、女性は新田から暗号資産取引を勧められ、「データに基づいて取引すれば100%失敗しない」などと言われました。
そして、新田に教えてもらいながら4回に渡り、合計およそ1050万円分の暗号資産を指定されたアドレスに送金したということです。
新田から教えられたサイト上では利益が出ていたため女性が出金したいと伝えたところ、サイトのカスタマーサービスからおよそ260万円を請求されました。
そのことを新田に相談すると「何とかする」という言葉を最後に連絡が取れなくなり、女性は警察に相談し被害に気付きました。
警察は、これはSNS型ロマンス詐欺の手口だとして、SNSやマッチングアプリなどで知り合った人からの投資勧誘に注意するよう呼びかけています。