県教育局は27日、庄内地域の公立小学校に勤務していた30代の男性教諭を、女子児童の水着を校内で広げて見るなどの行為をしていたとして停職処分にしました。この男性教諭は、27日付で依願退職しました。

この男性教諭が物色していたのは自身の担任外の女子児童の水着だったほか、男性教諭は県などに「去年も2、3回やった」などと話しているということです。

県によりますと、庄内地方の公立小学校に勤務していた30代の男性教諭は、6月中旬、放課後の学校の廊下で、荷物用のフックにかけられていた女子児童の水着バッグの中から水着を取り出し、広げて見るなどの行為をしていたということです。

この水着は、男性教諭の担任外の女子児童のものでした。

放課後で児童は下校したあとでしたが、同僚の教諭がその様子を見かけ、何をしているのかと問いただしたところ、何もしていない、という主旨の話をしたということです。

しかしその後の学校や県の事情聴取に対し、この男性教諭は「性的な欲求を満たすためだった」などと行為を認め、「最低なことをしてしまった、児童と保護者に申し訳ない」とも話しているということです。

また男性教諭は「去年の7月ごろに2、3回やった」などとも話しているということで、複数回行為に及んでいたことがわかりました。

県はこの男性教諭を、児童の私物を物色したとして27日付けで停職1年の懲戒処分としましたが、この教諭は同じ27日付けで依願退職しました。

県は各公立学校に再発防止に向け教職員を教育するよう通知し、安心安全な教育環境を整備するよう取り組むとしています。