■生理用品配布の"線引き”の難しさ

県の担当者によると、県がおこなった生理用品の無償配布の大前提は、あくまで「経済的な事情によって生理用品を買うのが困難な人」に向けたもの。

しかし、本当にお金がなくて生理用品が買えず困っているかは確かめようもなく、本人にしか分からないことであり、生理用品の学校への配布に関して県は、今後も議論が必要だとしています。

こうした難しさはあるものの、県は

「生理用品をトレイの個室に置くことで、誰かに『生理用ナプキンが欲しい』と名乗り出なければならないという心的な負担を取り除き、安心して学校生活を送ってほしい」とも話します。