山形県河北町の魅力を伝える新しいタイプのホテルが河北町に誕生し、きょうその内覧会が開かれました。

このホテルのコンセプトは「ベッドとイタリア野菜」です。

スタッフ 野口朋也さん「これが一人分の朝食の量。生野菜。こちらとっていただいてホットプレートで焼くスタイル。ベッド&ベジタブルということで朝食に力を入れている。野菜でおなか一杯になってもらいたい」

河北町にできたホテル、「ベッド&ベジタブルかほく」は、全国の50エリア以上で地方創生事業のプロデュースを行っている会社、「さとゆめ」と地元企業が、廃業した宿泊施設を改修して作ったもので今月20日にオープン予定です。

ホテルには、9つの客室と、他の宿泊客と共同で利用するドミトリータイプの部屋が2つ用意されています。

メインのターゲットとなるのはインバウンドの観光客、そして…

スタッフ 野口朋也さん「都内に住まれているアラサー女性をターゲットにしています。非日常を体験したいという思い、特別な観光地に行くよりも地域に根付いた体験だったり、移住を考えている方向けの女性をターゲットにしている」

宿泊プランに、夕食の提供はありませんが、河北町が全国に誇る「イタリア野菜」を使った朝食が目玉となっています。

さとゆめ 嶋田俊平CEO「濃い味付けをせずに、その日の朝に採れた野菜も提供できるので素材の味を楽しんでいただける朝食になれば。昔ながらの暮らしとか生業みたいなものが観光のコンテンツになって多くの方々の目的地になるんだということをこのホテルで証明したい」

さらにこのホテルでは、野菜やサクランボの収穫、酒蔵の見学など、体験型の観光プランも実施していきたいとしています。

宿泊料金は、8月末までは特別プランとなっていて、ダブルの部屋が朝食付きで一人7200円から、ドミトリーの素泊まりで3500円からとなっています。