山形県内で上映された、認知症とともに生きることをテーマにした映画、「オレンジ・ランプ」の収益金の一部がきょう、認知症の人や家族を支える県内の団体に寄付されました。

寄付金が贈られたのは、認知症の当事者やその家族を支援する公益財団法人、「認知症の人と家族の会」です。

映画「オレンジ・ランプ」は、若年性認知症と診断された男性の実話をもとにした映画で、シネマとうほくやTUYなどが認知症になっても安心して暮らせる共生社会の創出を目指して県内一円での上映を進めてきました。

きょうは、「認知症の人と家族の会」が拠点としている、山形市にある交流の場、「さくらんぼカフェ」で贈呈式が行われ、代表に30万円が贈られました。

認知症の人と家族の会県支部 五十嵐元徳 世話人代表「身近にそういった認知症のかたを見ていると、そんなときに自分たちがどのようにかかわればいいのかと思われている年代のかたがいるので、そういった方々にもよりわかりやすい認知症の
理解、伝える工夫を家族の会としてはこれから力を入れていきたいと思います」

寄付金は、認知症当事者を支援する活動などにあてられます。