きのう山形県鶴岡市の海岸で潜水調査を行っていた県水産研究所の男性職員が死亡した事故を受けて、県は、内規違反があったとして作業手順の見直しを含め対策を進めたいとしています。
※サムネは会見で答える 吉村美栄子 知事
この事故は、きのう午後、鶴岡市の温海海水浴場近くで、潜水調査を行っていた、県水産研究所の職員で鶴岡市の男性(31)が、予定時間を過ぎても戻らず、捜索を行ったところ、海岸からおよそ100メートル沖の海底で見つかりその後死亡が確認されたものです。
県によりますと、水産研究所の内規では潜水調査を2人で行うこととしていますが、この日は1人で潜り、もう1人は海岸で監視するという方法をとっていました。
県水産研究所の職員が事故で死亡したのは、1919年に発足して以来、初めてです。
吉村知事「ご遺族の方に申し訳ないという気持ちであります。内規とは異なる対応をしていたということであり、これから事案を検証した上で作業手順の見直しを含め安全対策に万全を期したい」
当時、男性はドライスーツを着用し空気ボンベと足ひれのフィンをつけていて、救助時、外見上の負傷はなかったということです。
現在、酒田海上保安部が死因や使用していた器具に不具合がなかったかなど、詳しく調べています。