■被災地い思いを

そして、3月11日のきのう、給食の時間には校内放送も行われ、生徒は被災地に思いを寄せました。

「東日本大震災で被災した方々の想いを受け止めて、わかめ給食をいただきましょう。震災当時の記憶をほとんど持っていない私たちができること、それは漁師の方々の情熱に負けないくらいの感謝を伝えること。わかめ給食を通じて、南三陸町と絆の交流を深めていきましょう」

発災から14年。この教室にいる1年生は当時はまだ生まれていませんでした。

給食を通してつながった被災地に思いを寄せることで、当時についても考えを巡らせているようでした。

生徒「宮城の人たちの愛が伝わりました。おいしさが心までつながった。交流があった方が、こっちも助けとか行けるし仲間としていれるので(交流は)続けた方がいい」

生徒「鮭とかわかめとか、とてもおいしかった。家で出るようなものとは離れていた。今はこうやって復興できて、色んな交流が続けられているが、これをまた続けていければいいなと思う」

生徒「給食を食べるのが日常だけど、食べ物はいつでも食べられるものではない。いつもご厚意で、もらっているものなので、これから縁を大切にして、食べ物を大事にしていきたい」

生徒「前に種付け体験に行ったことがあって、大変さもわかったから、もらえるのがありがたい。ただ食べるだけじゃなくて、ご飯を食べられることに感謝して食べれたらと思う」

庄内町では今後も南三陸町との交流を続け、東日本大震災について生徒たちに伝えていきたいとしています。