■彼女との出会いは、4年前だった

佐々木さんを初めて取材したのは、4年前。

山形気仙沼会(気仙沼市出身者の会)が主催する「震災と復興写真展」の実行委員長を務めていました。



佐々木梨花さん(当時大学2年生)「私が通っていた小学校がここにあるんですけど、校舎の2階まで水が浸水して、3階に避難したという状況です」

2011年3月11日午後2時時46分、三陸沖で東日本大震災が発生。

気仙沼市で一番津波の被害を受けた、南気仙沼小学校に通っていた小学4年生だった佐々木さん。

翌年、母校は歴史に幕を下ろしました。

佐々木梨花さん(当時)「震災が無かったら、いまの自分は何をしていたかと思うとちょっと想像がつかないというか、この日を境に私は変われたと思う」



必死に命を守ってくれた先生の姿を見て教員になる夢を抱きました。



佐々木梨花さん「自分は、いつ震災が起きても子どもたちを守ってあげられる教師になりたい」