将棋駒の里・山形県天童市。

満開のサクラの下で今年も人間将棋が行われた。

天童市の舞鶴山で行われる人間将棋は、豊臣秀吉が家来を駒に見立てて将棋を楽しんだという故事をもとに、昭和31年から毎年行われている。
2000本のサクラが咲く中で行われる春の風物詩とあって、全国から将棋ファンが訪れる。今年は4万2000人の観客でにぎわった。
この人間将棋には、かつてこんな人も訪れていた。それは藤井聡太竜王・名人!
2年前の4月を振り返る。(以下写真は2022年)

王将の門。この向こうから・・・

やってきたのは、この時すでに超人気棋士となっていた藤井聡太竜王(当時)。
武将姿で入場!この姿で対局するのが人間将棋。

藤井竜王は、この時がはじめての山形だったそう。

佐々木大地六段(当時)と対局した。
軽妙な掛け合いに会場が盛り上がる場面も。

新型コロナの感染対策として、会場に入れる人を抽選で660人に限定。
パブリックビューイング会場が設けられた。

人間将棋はすべての駒を動かすという特別ルールがあるため、勝手が違うのに苦労しながら対局が進んだ。


棋士の指示を受けた盤上の駒(地元の高校生)が動いていく様子はとても面白い。




対局時間はおよそ1時間、130手で藤井竜王が勝利となった。
対局後にちょっと安堵?の表情を見せた藤井竜王。

対局のあとは決めポーズ!でファンサービスも。


「タイトル戦の機会も多いので、またそういう形で来られたらいい」と藤井竜王(当時)。
将棋の街が盛り上がる人間将棋。またぜひ藤井竜王・名人に山形県天童市に来てほしいものだ。








