■SNS上で知り合った人から密売を勧められ...

冒頭陳述で検察側は、2019年から大麻を使用していた男は、2021年秋ごろ、旧ツイッター上で知り合った氏名不詳の人から大麻の密売を勧められて始めたと指摘。

それ以降、密売拠点とするためアパートの一室を借りて、複数の人に大麻などを売り渡していて、「仕事としていた」と主張しました。

これに対し弁護側は、営利目的での大麻の売り渡しについては認めたものの、利益のほとんどを密売を勧めてきた氏名不詳者へ渡していたことや、男には安定した収入があり、生計を立てるために行っていたわけではないなどとして、「仕事にはあたらない」と争う姿勢を示しました。