■国の半分以上が「豪雪地帯」の日本

国の広報資料によると、世界でも有数の積雪量のある日本は、国土の半分以上が「豪雪地帯」(※)に指定されており、特に日本海側の地域に集中しています。

※豪雪地帯:豪雪地帯対策特別措置法によって指定されている、冬期に大量の積雪がある地域。北海道から山陰までの24道府県が対象。

その中でも積雪の度が特に高く、かつ、積雪により長期間自動車の交通が途絶するなどにより住民の生活に著しい支障を生ずる地域を、「特別豪雪地帯」として指定。

この豪雪地帯を中心に発生している雪の事故・災害のうち、特に広範囲にわたって甚大な被害を及ぼすのが「雪崩(なだれ)」です。

毎年、雪崩災害は1月から3月を中心に発生しており、死者・行方不明者を伴う被害も起きています。