酒田市本間美術館では浮世絵を通して、旅気分を味わってもらおうと、東北・北海道の浮世絵を集めた展示会が開かれています。

物思いにふける女性。恋の悩みでもあるのでしょうか。

この作品のタイトルは「おいしいものが食べたい」。

江戸時代の浮世絵師歌川国芳(うたがわくによし)の作で、女性の頭の上に描かれているのは秋田県の名産「秋田ふき」です。

本間美術館 須藤崇 学芸員「(今回の展示は)東北・北海道に関する名所や物産、歴史的・社会的な出来事が描かれたものが多い」

浮世絵は写真のない江戸時代の風景や世相が描かれているものが多く、当時の様子をうかがい知ることができる貴重な資料です。

こちらは通行人で賑わう福島の摺上(すりあげ)新橋です。

わずか半年で崩落した橋で、しばらくの間、十綱橋(とつなばし)というつり橋が川にかけられていました。

その後、国内最古のアーチ橋として新たに誕生したのが十綱橋(とつなばし)。現代にもその名が残り続けています。