教育を取り巻く環境が大きく変化する中、県の今後の教育計画を策定するための検討会が、きょう開かれました。

ICTの活用推進や起業のノウハウを学ぶなど、今後の社会情勢を見据えた内容が盛り込まれているようです。

この検討会は県内の教育現場において、来年度からの概ね10年間で取り組むべき
教育の方針や計画を策定するため、おととしから開かれているものです。

これまでに教育関係者や有識者などで議論を重ね、去年10月の会議を経て「第7次県教育振興計画」の素案が完成しました。

素案には、ICT・情報通信技術を活用することで、不登校の児童・生徒の支援拡充や探究学習の拡大を目指すこと。大学や地元企業などと連携して起業のノウハウを学ぶなど今後の社会情勢を見据えた内容が盛り込まれています。



検討委員「一方的ではなく、いろんな人と一緒になって発信であったりとか(場を)作っていけることができるといいと思う」

検討委員「周知するとなった時に、SNS等だけではなかなか手薄だなという不安感はある」

きょうの検討会では、策定した計画を県民に、どう周知していくかについても議論が交わされました。

検討委員からは、県民に関心を持ってもらうためのポータルサイトを開設することや、明確な指標を示すことで計画の達成度が可視化する仕組みを作ることなどの意見が出されていました。

この計画は今後、パブリックコメントを募集したのち、今年3月を目処に取りまとめる予定だということです。