山形市の佐藤孝弘市長が命名したクラフトビールがこのほど完成し、明日から販売が始まります。

きょうはそのお披露目会が行われました。

気になるクラフトビールの名前と、そこに込められた思いとは。

完成したクラフトビールがこちら。

「ZAO KOMAKUSA ALE(コマクサエール)」です。

このビールを製造したのは市内唯一のクラフトビール醸造所である「蔵王ブルワリー」です。

これまでは自分たちで商品名を考えていましたが、今回は蔵王をよりPRしようと新たな試みとして今年7月に、山形市の佐藤市長に命名を依頼したということです。

名前となっているコマクサは蔵王のシンボルとなっている花で、寒さや乾燥など環境の厳しい高山帯でも華麗に、たくましく咲きます。

佐藤市長は、フルーティーさの後に感じられるビールの苦みが、可愛らしい見た目のコマクサが厳しい環境で咲く姿と重なり、今回の名前が思い浮かんだということです。

山形市 佐藤孝弘 市長「初めてこういうことをしたので非常に不思議な感覚。ビールを楽しんでもらうとともに、市民の皆さんにも観光で来た皆さんにも蔵王を愛して高山植物も大切にしてもらいたい」