■「困らせてやりたい」放火でストレス発散


「同僚を困らせたい」

この時、男はふと、過去に勤めていた職場で火災が起きた時のことを思い出したといいます。

「同じようにこの現場も火事になれば困ると思った」という男は、つもりに積もったイライラやモヤモヤをはらすため、放火を計画します。

放火する場所に選んだのは、人気(ひとけ)のない酒田市内の公園会館でした。

放火当日、仕事が休みだった男は、自宅で、灯油をポリタンクからペットボトルに移し替えました。この時期は雨が多かったため、より火がつきやすくなるように2本用意しました。

車で現場に向かい、駐車場に車を停めます。