今月28日に長井市で起きた女性2人が死亡した交通事故を受けて、きょう現場で
緊急点検が行われました。
現場は新しい道路のため、車のナビシステムにまだ表示されないことも事故の原因の一つと考えられるということです。
この事故は、今月28日午後5時前、長井市今泉の今年3月にできたばかりの梨郷道路と合流する十字路で、軽自動車と大型トラックが出会い頭に衝突し、軽自動車に乗っていた女性2人が命を落としたものです。

この事故を受けて、きょう現場で緊急点検が行われ、警察と国土交通省、それに地域の交通安全協会の関係者が集まって、事故の原因や安全対策を話し合いました。

長井地区交通安全協会の担当者「一旦停まるような、完全に停めるような感じだといいかもしれませんね信号とか」

この現場では今年3月に梨郷道路が開通してから今回の事故を含めて重傷事故など6件の大きな事故が起きています。

警察によりますと、この道路で事故が多発している原因として、見通しの悪さに加えて、新しい道路のためナビに反映されていないことが要因の一つになっている
可能性があるということです。

長井警察署 齊藤満 交通課長「開通してから新しいということで、実はナビの方には反映なっていない状況、県外からいらっしゃる方につきまして新潟方面に行くために直進という誤った表示がなされるために、本来右折して飯豊小国方面に行くところを誤って直進することが発生している。新しい道路を走る際は標識を確認して走行していただきたい」

警察は、今後、地域住民から要望が多い「信号機の設置」を検討し、さらに国と連携して優先道路を分かりやすくするため「交差点注意」などの路面標示を強化したいとしています。
