今月27日に投開票が行われた衆議院議員選挙にからみ、酒田市の一部の有権者に投票所の入場整理券が届いていなかった問題で、届かなかったとみられる人は当初より拡大し最大で709人にのぼるとみられることがわかりました。
この問題は、選挙の際に選挙管理委員会から有権者の世帯に郵便で送られる投票所の入場整理券が酒田市の一部地域に届いていなかったものです。
酒田市はきのうの会見で、酒田市西荒瀬地区の豊里(とよさと)、藤塚(ふじつか)で、最大328通、688人分が届かなかったとしました。
しかし、その後の調べで、新たに新堀(にいぼり)地区の一部で最大12通21人に届かなかった可能性があることがわかったということです。
これで、届かなかったとみられる人は当初より拡大し最大で709人にのぼるとみられることがわかりました。
酒田市では作成した入場券を今月14日に酒田郵便局に引き渡しましたが、郵便局側から一部の地域で入場整理券がないと指摘され、不足分を引き渡しました。しかし、その後も入場整理券が届かないといった問い合わせが相次ぎ、選挙の翌日になって、一部地域に配布されていないことを確認しています。
未配布の入場整理券は市役所と郵便局にはないことが確認されていて、市で原因の究明を進めています。