◆「細菌をつけない」つくり方は…


まず必要になるのは「細菌をつけない」こと。

つまり手に、菌がついていない状況をつくることが必要になる。

そこでポイントになるのは、2回手洗いだ。



薬用せっけんを手に取り、手を洗って流し、その後、もう一度手を洗って流す。

1回目で手の表面の油脂を流し、2回目の手洗いで手の皺などに入った細菌を洗い流すイメージとなる。

こうしてしっかりと手洗いをしたうえで、アルコール消毒等を行うとよい。

黄色ブドウ球菌は、化膿菌でもあるため、手の傷や化膿した箇所が食材に付かないようにしたい。傷には耐水性の絆創膏を貼ったうえで手袋をするなどの対策も有効だ。

調理器具もしっかりと洗って、菌がいない状況を作っておきたい。

さらに具材にも注意だ。

せっかく手から、食材に菌がうつらない状況を作っても、調理から時間がたった具材を使っては意味がない。

具材を作る際にも同様の対策が必要だ。