全日本バレーボール小学生大会県大会・男子の部で初優勝した山形市のチームが、来週、東京で行われる全国大会に出場します。
過疎化などで児童数が減る中、たった7人でつかんだ全国への切符。
大舞台に挑む子どもたちの決意を聞きました。

「桜ヶ丘男子バレーボールスポーツ少年団」
山形市の西部・村木沢小学校の児童たちで作るチームです。

2007年に結成された桜ヶ丘男子バレーボールスポーツ少年団は、
今年6月の全日本バレーボール小学生大会県大会で初優勝を飾りました。

創部15年目、コロナ禍で3年ぶりの開催となった大会で、初めての、全国大会への切符をつかみました。

石澤大雅キャプテン(6年)
「チームみんなでがんばってきて、うれしい気持ち」

開沼智視監督
「特にこの小さいメンバーで、県大会優勝をとれたというのは、すごく子どもたちに自信になったと思う」

メンバーは、6年生3人、5年生1人、4年生3人。
最盛期には20人近くいた団員も、地域の過疎化による児童数の減少で、今ではわずか7人。
6人制の大会では、ギリギリの人数です。
さらに、平均身長は144センチ。
県内の小学生のバレーボールチームでも小柄な方ですが。

開沼智視監督
「レシーブで非常にがんばって、どんなボールでもあきらめないでつないで点数をとっていくという、すばしっこい、とても小学生らしい選手たちです」

「小柄な部分をプラスに変えてがんばろう」。
チームでは、サーブとレシーブの練習を強化し「拾ってつなぐバレー」に力を入れてきました。
 
石澤大雅キャプテン(6年)
「6年生中心に、みんなで声出して、しっかりみんなで協力して、がんばって練習してきました」

チームの大黒柱は、6年生エースの石澤大雅(いしざわ・たいが)キャプテン。
正確なレシーブや攻めのサーブで、相手に流れを渡しません。

チームの司令塔、セッターの清野啓太(せいの・けいた)選手は、ブロッカーとしても活躍します。

さらにチームには、先月新たに4年生2人が入団。
選手登録は全国大会の後になりますが、新戦力として期待がかかります。

目前に迫った初の全国大会。今の思いは?

開沼智視監督
「どんなボールにもくらいついて、こちらの点数につないでいけたら、全国大会でも十分戦えると思う」

石澤大雅キャプテン(6年)
「県大会で出したプレーよりも、もっと上のプレーをチームみんなでがんばって出し切って、
優勝目指してがんばっていきたい」

桜ヶ丘男子バレーボールスポーツ少年団が臨む全日本バレーボール小学生大会全国大会は、
今月9日から、東京で行われます。

「全国大会、全力で頑張るぞー!オーッ!」