活動を始めるきっかけは“入院の体験”…

村山さんは去年秋まで1年間、入院生活を送り、輸血を体験しました。
この入院体験が活動を始めるきっかけでした。

村山茉優さん「私が実際に輸血する立場になって献血してくれる人がいるから生きることができるんだというのを知って…。献血者数が減っているっていうのはずっと聞いてたことだったので、ずっとこのまま減り続けてしまったら救える命も救えなくなってしまうんじゃないかって危機感をもって」

県赤十字血液センターによると県内の献血者数は2022年度で4万2072人と、4年前に比べ、およそ3800人増加しています。

しかし、10代から30代の若者の割合はおよそ35%に減り、50代と60代を合わせたおよそ40%より少なくなっています。

県赤十字血液センター・山口智佳さん「今後の献血の将来を支えていくには若者の力が大切になってきますので、10代から30代の若者による献血者の確保という点が我々の課題となっています」

村山さんの呼びかけに3人が賛同し行動に移します。
県赤十字血液センターや保健所の担当者の助言を受け、実際に献血を体験したり、企業の献血セミナーに出席し自らの輸血や献血の体験を話したりしました。

そして4人は献血ができない16歳未満の子どもたちにも献血の役割を知ってもらおうとボードゲームの「人生ゲーム」を製作しました。