住宅被害の実態が続々と明らかになる中、被災地での窃盗や悪質商法に関する相談は後を絶たず、富山県警は、氷見市と高岡市の被災地区に新たな防犯カメラを増設しています。
記者:「地震による被害の大きかった氷見市姿地区では、災害に便乗した犯罪を防ぐため防犯カメラが新たに設置されました」
能登半島地震の被災地を狙った犯罪が富山県内でも確認されていることをうけて2日、氷見市姿地区に防犯カメラ2台が設置されました。
富山県警によりますと、地震発生以降氷見市内の空き家のガラスが割られ物品が盗まれるなど県内ではこれまでに3件の窃盗事件が発生しているほかブルーシートの訪問販売や瓦の修理など震災被害に便乗した悪質商法に関する相談が14件寄せられています。
氷見市姿地区には、現在も自宅を離れ、避難所生活を送る住民がいることから県警は、住民らと相談し防犯カメラを設置したということです。
氷見市姿地区 山本譲治区長:「空き巣や、不審者が出入りすることに注意、心配していましたので、防犯カメラをつけてもらいまして本当に助かったと思います」
富山県警生活安全企画課 宮腰龍峰警部補:「住民の安全・安心を願って防犯カメラを設置しました。犯罪を発生させないという地域をつくっていきたいなと思っています」
新たな防犯カメラは高岡市伏木地区や吉久地区など被害が甚大だったエリアにも今後増設されます。