富山市のミニシアターでは選挙をユニークな視点で描いた映画が上映されています。ドキュメンタリー映画「NO選挙、NOLIFE」は、1人で選挙現場を走り回り「候補者全員取材」を信条とするフリージャーナリスト・畠山理仁さんを密着取材。畠山さんの肩越しにこの国の民主主義の姿を映し出しています。

この映画は富山市の「ほとり座」で上映されています。映画を制作した前田亜紀監督は畠山さんについて…。

前田亜紀監督:「真面目だけ、社会正義だけじゃなくてどこかユーモアだったり面白さだったり、そこに間口の広さを持っていて、だから選挙とか政治難しそうと思う人にも入りやすいような間口の広げ方をされているところがすごく私にとっては絶妙なバランスで魅力的な人だなと」

畠山さんを追いかけて、2022年の参院選の東京選挙区の候補者34人全員を取材。超個性的な候補者たちと出会ったことで、監督自身の選挙への考え方も変わったといいます。

前田亜紀監督:「あそうなんだこういう考えがあるんだなって知る面白さがすごくあるから。絶対ドラマがあるから、どんな小さな選挙でも。とっても面白い世界だなと思いますね」

観客:「選挙について初めて知るところとか結構もあって、いろいろな思いが伝わってきて、とてもいい映画で、若い人にも観てもらいたいと思いました」

岐阜県飛騨市から観に来た人:「これ観て選挙って実はすごく面白いものなんだなって。もうちょっと関心をもって投票行こうかなと思いました」

映画「NO選挙、NOLIFE」は今月26日までの上映です。