富山県は18日、小矢部市に住宅の再建費用などを支給する「被災者生活再建支援法」を適用したと発表しました。適用は氷見市に次いで2例目です。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「こちらの住宅街では、道路に亀裂や段差が発生していて、立ち入り禁止となっている住宅もあります」
小矢部市では、少しずつ地震による被害が明らかになってきていて、18日午後1時時点で住宅被害は全壊5棟、半壊1棟などあわせて666棟に上ります。

被害の状況を受けて富山県は18日、小矢部市に住宅の建て直しや補修にかかる費用を支援する「被災者生活再建支援法」を適用したと発表。全壊や半壊などの被害が認定された世帯に最大300万円が支給されます。


富山県内で「被災者生活再建支援法」が適用されるのは氷見市に次いで2例目です。
また、小矢部市は観光名所にも大きな被害が…。
クロスランドおやべ 高木利一館長:「壁や床が一面濡れていて、一部水たまりがあるような感じですね」
高さ118メートルから北アルプスや散居村を望むクロスランドタワー。元日の地震のあと職員がタワーの内部を確かめると展望フロアから1階まで水浸しとなっていました。

クロスランドおやべ 高木利一館長:「おそらく展望階、塔体のトラス部分をつたって、下まで水が落ちているという状況でした」
展望階のさらに上にあるスプリンクラー用のタンクが破損していて溜めていた10トン以上の水がすべて流れ出たということです。

今はエレベーターや内装の修理・点検のため休業していて今月中の営業再開を目指しています。

クロスランドおやべ 高木利一館長:「1月1日は休業していまして、利用者の方がいらっしゃらない状況だったので、人的な被害は職員を含めてなかったことが、まずは幸いだなと思います」