今月1日の能登半島地震の影響で休館していた富山市立図書館本館は、復旧作業と館内点検がこのほど終了したとして、17日から再開すると発表しました。
富山市立図書館本館は、富山市西町の複合施設「TOYAMAキラリ」の3階、4階、5階に入居していて、地震の揺れで天井の一部が床に落ちたほか、蔵書約15万冊のうち、7~8割ほどが棚から落ちて散乱しました。これまで書籍500点と音楽CD1000点の破損が確認されました。
図書館によりますと、このほど本の状態確認が終わり復旧作業が完了したとして、17日から通常どおり開館すると発表しました。
また、再開にあたり図書館4階フロアで「災害に備える(仮)」と題した特設コーナーを急きょ開き、防災に関する書籍や過去の地震に関する記録集、富山市の防災リーフレット、今回の地震で損傷した本の一部を展示する予定です。
富山市立図書館本館が入る「TOYAMAキラリ」は平日で約1000人が来館していて、15日再開した富山市ガラス美術館と合わせ、全館で通常の開館となります。(ガラス美術館は17日定期休館)
また、21日(日)に予定していた講演会とイベントは中止。27日(土)のイベント「おはなしポケット」と「まちづくりセミナー」は予定どおり開催するとしています。