松澤光聡記者:「地震発生から13日目を迎えた高岡市伏木です。土曜日ですが、人の姿はあまりみられません。そして、建物の調査が進んでいて、こちらの建物には「危険」を知らせる張り紙が貼られています」

高岡市伏木では街の至る所に建物の倒壊の危険性を知らせる「応急危険度判定」の張り紙が貼られていました。

市によりますと市内ではこれまでに立ち入りが危ない「危険」と判定された建物が174棟、「要注意」と判定された建物が454棟で確認されています。自宅が要注意と判定された男性は…

応急危険度判定で要注意と判定された男性:「傾いているんです。中に入ると、体が持って行かれますので…。」

さらに自宅前の道路にはおよそ100メートルにわたって大きな亀裂が走っていました。

道路の中央が大きく盛り上がり一部で片側が通れない状態が続いていて今後の生活に頭を悩ませていました。

応急危険度判定で要注意と判定された男性:「この近辺はほとんど流動化なんですけど…。下の土が全部上がってきている。だから家の下の地盤がどうなっているのかが一番心配なところ。市とか県とか、そういう対策や補助とかが、そういうのが早く知りたい」

こうした中、伏木地区では炊き出しが行われ、温かい鍋が地元住民にふるまわれました。

食べた人:「おいしいです!」「やっぱり楽しいじゃないですけど、気分があがっていいですよね」

日本海高岡なべ祭り実行委員会・石瀬潔志さん「市内で一番甚大な被害にあわれた伏木地区で無料で鍋を提供できたくことによって地域を応援したり元気づけられたらいいかなと…」