マイナンバーカードを巡るトラブルが富山県内でも相次いでいます。富山市はマイナポイントの本人以外への“ひも付け”の誤りが1件、健康保険証の誤登録が1件あったことを20日明らかにしました。

これは20日の富山市議会一般質問で共産党の吉田修市議の質問に対して市が明らかにしたものです。誤った登録はマイナポイントの申請手続きをサポートする支援窓口に寄せられた市民からの問い合わせで判明。
マイナポイントの申請者本人以外へのひも付け誤りが1件、健康保険証の誤登録が1件のあわせて2件あったということです。

一連のトラブルの原因は人為的なミスや国が準備するシステムの不具合によるものとし、富山市の現行のシステムについては業者を通じて問題がないことを確認したということで、市は国の責任において抜本的な改善策を講じてほしいとしています。


富山市によりますと、富山市の4月末時点のマイナンバーカードの交付率は69.9パーセントでほぼ全国平均並みとなっています。

またマイナンバーカードをめぐっては射水市でも、別人にポイントを付与した恐れがある事案が1件と市民が希望していないのに健康保険証と一体化していた事案1件のあわせて2件があったということです。
