全国のショッピングモールを歌い歩き「ショッピングモールの歌姫」とも呼ばれるシンガーソングライターの半崎美子さん。ショッピングモールで歌う理由と曲作りの秘密を聞きました。
ショッピングモールで歌い始めたころは観客もまばら。しかしいまや、その歌声を求めたくさんの人が詰めかけます。


デビューから17年、全国のショッピングモールを歌い歩き続けてきたシンガーソングライターの半崎美子さん。
人々の心に寄り添うあたたかな歌声。誰が呼んだか、またの名を「ショッピングモールの歌姫」

シンガーソングライター 半崎美子さん:
「生きがいですね。ショッピングモールで歌うこと」

半崎さんは、歌手になる夢を追って、19歳で北海道から上京。パン店に住み込みながら曲を作る下積み生活を続けました。
シンガーソングライター 半崎美子さん:
「みなさまの日常の空間、生活に根ざした場所で歌えるということが自分にとっても救いになっていた。小さなお子様連れの方、ご年配の方、車いすの方だったり、コンサート会場に足を運べない方にも出会うことができたり、そこで多くの稀有な出会いがあって、(そこから歌が生まれてショッピングモールで歌うようになってから私自身の歌も随分変わっていった)」
分け隔てなくたくさんの人に歌に触れてもらいたい。ステージにショッピングモールを選んだ理由です。
そして曲作りのきっかけになるといういうのが、恒例のサイン会。しかし、このサイン会、よくあるサイン会とはちょっと様子が違うようです。
シンガーソングライター 半崎美子さん:「ライブ自体は30分なんですけど、サイン会は3時間4時間…。私にとっては一瞬って感じなんですけど」
いつしかサイン会はファンが悩みや不安を打ち明ける場に変わっていったといいます。
シンガーソングライター 半崎美子さん:「ただお話を受け止めたり、聞かせていただいたり。時に一緒に涙したり…」
ライブは「発信」ではなく「受信」する場なのだといいます。ともに涙して心に寄り添いたくさんの人生に触れることで音楽を紡いできました。
シンガーソングライター 半崎美子さん:「みなさまの思いが自分の心の中に降り積もっていって、ある時あふれる瞬間があるんですね。そういうときに歌が生まれるんですけど。誰かの思いを歌にすることが自分の自己表現になっている」
代表曲「サクラ」この曲も高校卒業直前に同級生を亡くした友人の実体験を基にしています。
シンガーソングライター 半崎美子さん:「広くたくさんの人にというよりも、たったひとりの人に深く届けられたらという思いで歌だったので、こんなに多くの方に届くとは正直思ってなかった。自分だけの曲じゃないような気がしています」

どこか懐かしくてセンチメンタルな気持ちにさせてくれるメロディー。たくさんの人生に触れてきたからこそたくさんの共感を集めるのかもしれません。
6月17日(土)富山県教育文化会館で「半崎美子明日を拓くコンサート」が開催されます。










