「男性とともに死ぬならそれでよい」

先月17日午後8時50分ごろ。17歳の少女が、富山県高岡市のホテルの一室で、交際関係にあった男性(当時21歳)の首をバスローブで絞めて殺害した事件。富山家庭裁判所は28日、少女の少年院送致を決定した。

捜査関係者によると、少女は「自分も死のうと思ったが死にきれなかった」という趣旨の供述をしている。

亡くなった男性が遺したとみられるメモには「自分がお願いしたから少女を責めないでほしい」といった内容が書かれていたという。

富山家庭裁判所の決定によると、少女が殺害に及んだ動機は「死を決意した被害男性から頼まれ、男性とともに死ぬならそれでよいと思ったから」。

少女が死を促したのではなく、被害男性が自ら死を望み、少女に殺害される環境を整えていったとしている。